2015年3月20日

仕込みながら熱くなってしまった


今日はクランベリースコーンの仕込み。看板娘はだんだんと肩の力をぬいて仕込みができているように見えるが、どうなんだろう。クランベリーがやっぱり人気だから、仕込みのペースも上がる。

そうゆえば今日も、ばうむの店名の由来について聞かれた。一年たっても思うように伝えられない。人知れず胸中に在った時のほうがキラキラしとることもある。開店当初は見積もりに「喫茶ぱぁむ」とか書かれたりして、いきり立ったこともあった。誰がぱぁむや。どこをどう間違えて。大事にしてくれよ、と。
幼い頃、小学2か3年生くらいに夢を書けとゆわれて「花火職人」と書いた。幼いながら玉に火薬をこめる職人のかっこよさに、衝撃を受けたんだと思う。言葉にしてからは周りに笑われたり無視されたりして、言葉にしなきゃよかったとも思った。でも、今や喫茶店職人になろうと歩き始めている。結局自分は子供の頃からなんら変わってないのかもしれない。

伝えたいことがそのまま伝わる時は、なんだか奇跡のようで怖くなる。伝えたいことの背景までもが伝わろうとして、感動で震える。
だから、伝えることを諦めない。伝わってくることも諦めない。
あ、個展が決まったから、熱くなっているんだと思います。