2015年3月17日

じいちゃんとカップ



じいちゃんの家に大切そうに飾ってあったカップ。店で使ってくれ、ともらった。
なんか見たことないくらい華やかで、持ち手もルンっとしとる。

最近ばあちゃんが施設にはいって、離れ離れになったじいちゃんは寂しそうにしてる。でも老老介護しとった前よりは顔色もよく、笑顔も生き生きしとる。僕らはそれを見て、これで良かったんだと言い聞かせる。
何が正しいかなんかわからない。これで良かったのかもわからない。ただ皆でああだこうだ考えたり、転んだものを起こしたり、互いを思って涙したりした時を積んだから、これで進もうと覚悟ができたようには思う。

じいちゃんのくれたこのカップが、今までは飾られとったけど、これからこの店に来る色んな人生を歩む人たちの手に握られるんやと思うと面白い。どこで割るやもしれないよ。どうであれ、後悔せんように使われていたいよな、カップたちよ。大切にします。
このお店にようこそ。