もう2月も最終週だ。
今日は生チョコのスイートとホワイト、そしてグラタンを仕込んだ。涼ちゃんはスコーンを、腰を入れて仕込んでいた。三月が来るとこの店も一年経つ。なんだか仕込みも熱が入る。少しは手際よくできるようになっただろうか。いやきっと三年くらいかかる。
「美味しい珈琲入れて。」とお客さんが入ってきた。もちろん入れさせてもらいます。
「もうそろそろ一年やね」とお客さんが言ってくれた。覚えてくれてるんが嬉しい。
「これ食うか?」と祖父がアナゴ寿司を持って入ってきた。わーここで開けて食べんといてー。閉店後、いただきますから。ありがとう。
喫茶店にはほんと色々ある。それはキラキラ眩しいこともドロドロと土臭いことも両方あるから魅力的なんやろな。それが僕らを大きくしてくれてる。