2015年2月15日

店主の徒然日誌


今日はダメだ、人とうまく話せないだろうな。そう思うような調子の悪い朝だった。生きてると色んな日がある。塞ぎ込んでしまう日も、鼻唄をうたうような日も。
はたから見ていて、いつも元気そうな人も、そう振るまわざるを得ないところに自分を追いやってるかもしれない。元気がないように見える人も、実は舞い上がるようなことがさっきあったのかもしれない。今生きてるこの瞬間の少し先には、どん底のような出来事だって待っとるかもしれない。
僕とゆう人間は、外からも求められ変容してきたし、内からうまれた揺るぎないものもある。自立すると一言で言っても、自分を立たせてゆくのは外から中から大変なことだ。自信をもつと言っても、自分を信じることは大変なことだ。
角が落ちて丸くなれと言っているのか、試練は次から次へと絶えることなくやってくる。

そんな朝も、橋本先生や生徒さんが来てくれてポーセラーツ教室が始まった。佳岳くんも来てくれて仕事の話とかできた。いつものおじいちゃんも来てくれた。久しく登場した父親がまるで刑事ドラマのようなカツ丼を差し入れてくれた。横浜から来た二度目のお客さんがブロッコリーが美味しいと褒めてくれた。涼ちゃんがスコーンをいつものように大事に焼いてた。おじいちゃんがなぜかフルーツグラノーラを買ってきてくれた。どんだけダメな僕をも、転がしてくれる出来事がこの店に起こる。それが有り難いことで、店を閉めた今、いつもの神棚に二人で手を合わせ、今日はダメな自分ですみませんでしたと謝るしかなかった。

ここに来てくれる人たちの息遣いが、僕を支えてくれてる。店をやるって大変だ。そして幸せだ。涼ちゃんごめんな、ありがとう。