2016年5月25日

ガランとした店内で


外に出てこの店を見てぼーっと見てた。立ち上がって、しゃがんで。以前よすがにしていたものも、今になって古く、まとまりもなく感じてくる。一体この店は何がしたいんだろう。お客さんはまずこの店の前に立って何を感じるんだろう。


思いつくままペンを走らせる。壊すこと、変化することで、なくなるものがあるとすれば、そこまでのものなのだろう。捨てて捨てても、残っているものが、わずかでもきっと在るはずだ。お客さんとやりとりしてきたことが頭を巡る。


やってみればいいよと、優しく厳しい声がする。僕らは弱く脆い。でも僕らはしなやかで強く在りたい。