時間が止まったんじゃないかとゆうくらいの静けさに包まれ、心に住んでた不安が目立ってくる。不安など、もとより在るから、うまく付き合っていく他仕方ないけど、大きく膨らむときは、厄介だ。ドアを一歩出れば、ガヤガヤと食べ歩いている若者たち。珈琲や紅茶を飲むような感じが全くしない。見た目でそんなことを決めつけてしまえる自分に、また悲しくなる。
そんなときこそ深く座り、ノートを広げる。ラフスケッチは嫌いじゃない。頭の中のことを、できるだけそれに近い形で実現する。そのために、線画を始める。線は、意識に直結している気がする。あまりはっきりできないことほど、線で書く。
今だからこそできる事を見つけてゆく。なんのためにこの時が与えられているか、その意味を注げるのは、自分だけだと思うから。