2016年12月17日

たまごと店主と誰が猿や


たまごとの付き合いは長いもんです。たまごがなかったら、たぶん僕の見る世界は彩りを無くしていた。白黒写真のように。ああ、たまごよ。どうして君は黄身はきみは。どこ行ってもタマゴサンド。何にもたまごをのっけてください。納豆にだってたまご。それにもあれにもたまごは合う。あかん、きっとコレステロールすごいわ。

たまごってやっぱりふわふわにするには、柔らかく混ぜて、空気をふくませて、焼くとええんかなと思う。とことん混ぜてから焼くと、また違った姿と食感になる。火加減がほんまに難しい。フライパンの上でどれだけ撹拌できるか、躍起になってかき回しとる自分がおる。

オムレツセット頼んだお客さん、店主は気狂いのようにフライパンを振って、たまごを撹拌していますよ。厨房はのぞかないでね。そうそう、猿になって月に帰ってしまうから。

誰が猿や。