2015年12月9日

ランチタイムの反省


手が遅いことはわかってる。それを常連さんはわかってくれてて、待ってくれてる。有難いし忘れられない。もっと早く出したいのにそれができてないことが悔しい。
出せるのは一つずつ。使えるコンロは2口。一つは鉄板で目玉焼き焼いて、もうひとつでナポリタンを作るんで、どうしても一つずつしか作れないんです。
これは建前だ。本心でない。ほんとのことを伝える勇気がないから、そう言い訳してる。
本当は、一人の人の食事を丁寧に考えていたいだけだ。その形が、一つずつ。素材も、出来得る限りのものを選んで集めて準備しとる。オーダーしてくれたものに、僕は一つずつ向き合いたいから、一つずつ作らせてください。これが本心。
喫茶店やろ。そんなんじゃ商売は成り立たん。甘すぎる。やるなら突き通せ。バカと思われても信じる道を究めて行け。いろんな声が自分の中から聞こえる。一番の味方も、一番酷なこと言う奴も、自分だ。

限りある2本の手から、一体どれだけのことができるだろう。まだまだ提供のスピードも、味も、熟してゆける。課題がたくさん見える。

貴重な時間を、ありがとうございます。この経験を無駄にしません。成長してゆきます。本当に感謝しています。