2015年5月29日

仕込む、仕込む


看板娘は今日もスコーンを仕込む。一回にできる量が少ないのが常。その道をゆくんやね。業務用のオーブン、欲しいかい。いやいや等身大だよ今が。お客さんが来るとニコっと笑顔で対応するが、スコーンを仕込む今は真剣な眼差し。だから仕込んでいる途中に話しかけるとどうなるだろうかと。そんなことして邪魔するなんて子供か。皆子供のまま大人になったようなもんだよきっと。


最近悩んでいたクランベリースコーン、少しずつ好転しているように見える。ついこないだはクランベリーがくっついて包丁が切れない、切れる、そんなことを厨房で叫んでいた。研ごうか言えば、研ぎすぎると逆に使いにくいようなことを言っている。どっかに転がっていないだろうか、いい塩梅の包丁。


綺麗な色の生地だ。ふっくら焼けるのがイメージできる。
スコーンの神様、看板娘の首の凝りを、どうにかしてやってください。