2014年9月18日

月夜と少年


吉田さんご夫妻が、閉店間際にやってきた。彼らが閉店間際にやってくることは、茶飯事のことになりそうで。珈琲を飲み、七つ道具を広げ、梨を食べて、スタンプを押して、チケットを作り、おみやげを残して帰っていった。僕には彼らのそのやり方が、昔から鮮やかに見える。まるで幼い頃、起こる出来事に、ワクワクドキドキしていたように。彼らの紡ぎ出すイベントに、お菓子を出させてもらうことになった。