看板娘が、頑張っとる。
混ぜ始めたら10分以内で生地を作り終わらなければならない。そのリミットもある。皆さん知ってましたか。ドキドキするから僕は知らない方がよかった。
最近はスコーンを頼んでくれる人が増えたし、持ち帰りもある。そのお客さんの気持ちにこたえたい看板娘は、頑張っとる。「やれることはやりたいねん。お世話になってきたから。」って。わかる。わかるで。わかるでー!
連日、スコーンの仕込みが続いている。でも僕は知ってる。看板娘が嬉しそうなことを。作っても作ってもなくなっていくスコーンは、それだけ求めてもらえとるということやから。
彼女が愛して育ててきたスコーンは、こんなに美味しくなりました。そう、最近はよく売り切れるようにもなったよな。すごいことやで。
一生、スコーンは、作り続けような。