店主は軽い心配症です。
珈琲豆のブレンドを作ると、味が確かか、バランスがとれているか、飲みやすいかどうか、心配で。
自分はもちろん数杯飲むんですが、看板娘にも飲んでもらって感想を聞くと、少し落ち着くんです。
今日もそんな調子で、看板娘に飲んでもらったんですが、その時の信じられない出来事をここに明記しておきます。
店主「なぁ、ブレンド淹れたから、ちょっと飲んでみて。」
看板娘「うん。(一口のむ)
…おいしい。」
店主「ほんま?
正直に言わなアカンで。」
看板娘「…、ちょっと待ってな。」
(調理用手袋をはずして掃除機の前にいく)
店主「???」
看板娘(掃除機に近づいて)
「美味しい。」
店主「え?」
看板娘(もう一度掃除機に向かって)
「美味しい。」
店主「!」
わかりますか。聞き間違いってほんま怖い。
掃除機に向かってしゃべる看板娘を見たときは、気が違えたのかと思って冷や汗が出ましたよ。
でも、こうゆうユニークさが生きることには大事だなと最近特に思います。笑いあえることが、大事だ。