2017年1月31日

夕陽に向かって走れ


ランチは完売をこえた。準備を重ねても、できない自分の非力さと情けなさに胸が詰まる。今日も立て込んだ1時間の中で、ランチを食べれず帰ってしまったお客さんがいた。申し訳ありません。謝るしかできません。同じことがないように、考えます。


ナポリタンのフライパンをふって、ドリンクを淹れる。卵を焼いて、サンドウィッチをはさんで、ドリンクを淹れる。この流れが1つでも滞ると、時間ロスが積み重なっていく。もう一度、二人でルールを話し合った。
こんなに課題だらけの、面倒臭さいだろう小さな店に、これだけランチを食べに来てくれてること自体が奇跡なんだと思う。全ては僕と彼女の4つの手でまかなっていく。そう決めてここまで来たんだ。丁寧さを、真心を、まだまだ。


僕らの店なんて、これから店をする方に、なんの参考にもならないだろう。反面教師的な役立ち方はするかもしれない。でも、たった1つ言えることがあって、僕らで届くことを諦めていないから、出会うお客さんたちとも真っ直ぐに向き合えて、それが幸せです。
だから、悔しいです。歯を食いしばって、夕陽に向かって大声あげて走りたいくらいに、悔しいです。

マーガレットとチューリップ


おはようございます!
マーガレットと、チューリップが玄関を彩ってくれてます。
チューリップは何色やろう。咲いてからのお楽しみやね。寒かったり暑かったですが、体調気をつけてくださいね。
本日も変わらず、ランチ、やります。サラダ、盛りますとも。

2017年1月30日

宝くじ買わんかい


いやだー、やめたくないー、閉めたくないー、奇跡よー、起これー。宝くじよー、当たれー。買ってないけど。
何度写真を見返しても、いびつな、未熟な、いい店だ。

閉店のお知らせ

もうこれで最後になるかもしれない。もう来店してもらえる最後の機会かもしれない。常連さんに支えてもらってきた店やから、皆に会うたび何度もそう思うようになった。思いたくないけど。だからもうそろそろ伝えなきゃならない。誰にもまともに言えてないですが、このブログで初めて伝えます。


この店は次の31日で3年になりますが、その記念営業日をもって、閉店します。31日が最後の営業日になります。閉店し、再出発を目指して、お金をためたり、経験を重ねたいと思います。


応援してくれている常連さんたち、3階を利用してくへてるお客さんたち、この場所で踏ん張れなくてごめんなさい。もうここの家賃が払えないです。この仕事を、この場所で立たせることができなかった。店主である私の力不足です。

やり方を変えれば、この場所でも続けられるのかもしれない。でも、やり方を変えれば今のお客さんたちには出逢えなかった。僕らでなくてもできる喫茶店をしたって、意味がないのだと思います。真心だけは、ここに宿り続けていたと思います。断腸の思いですが、今決めなければ次へとむかえないと思い、決断しました。

僕らにとって、喫茶店をすることは、まだまだ目標です。これだけのお客さんと出会うことができた経験は、何にも代えられない宝ものになりました。また必ず、「珈琲処ばうむ」をやります。


31日の最終営業日まで、真心こめて今まで通り元気にやり続けますので、どうか変わらず、顔を見せてやってください。それが僕らの元気の源です。

未熟だったお店が、皆さんのおかげで、憩える店にきっとなれてきとるんだと思います。感謝の気持ちをこめて、あと1カ月ほどですが、どうか、よろしくお願いします。

2017年1月28日

店主の徒然日記

朝、頭がぼーっとしていた。決断しなければならないことについて、考え過ぎていた。考え過ぎていたとしても、窮地に立たされて初めて覚悟ができるような人間だから、仕方ない。

それでも店をやる手は、勝手に動いた。仕込みが勝手に進んでいく。ふと「誰が仕込んだんだろう」と思ってしまえるまでに、体が朝の店の準備や仕込みを覚えている。

夜の片付けも。どんだけ喧嘩して心が凍りそうになっても、どんだけ落ち込んで泣きそうでも、手は片付けることを覚えていて勝手に動く。食材をまとめ、豆をととのえ、シンクを磨き、コンロを磨き、グリストラップを掃除する。それは正確に。動き出したら止まらないから、なんだかまた悲しくもなる。

僕は人間だけど動物のようで、理不尽なことがあるとそれをなんとかやり過ごしていこうとするけど、鵜呑みにできるほど動物でもない。わけがわからないところでいきり立ったりして、辺りをより暗く青くしてゆくのだけれど、その憤りの理由がわかるのはずっと先のことだったりもする。迷惑をかけているのはわかるんだけど、それもこれもあれもどれも一緒に運べるほど器用ではない。

時々僕より魂が先にいっているときがある。この店は僕らの分身のようなもので、ずっとずっと心に宿っていたものだった。



ハムサンド


ハムサンド。
サンドイッチには、タマゴ、ハム、ミックスがあります。いずれにもミニグラタンがついています。なかなかボリュームがあるので、食べきれなければ包みますから言ってください。

これだけ気温が寒いと、かぜをひく方が多いように見受けます。かぜひくということは、体が休養することが必要なんだろうから、無理せずでき得る限り、休んでください。

2017年1月26日

方言?


グラタンが売り切れたので、仕込みを急いだ。ココット皿や食器の収納にも限りがあって、仕込む数に限界がある。限界は超えるためにあるはずですよね。


波とゆうのがあって、クランベリースコーンがよく出る波が来て、それもまた急いで仕込む。


ゴロゴロに入ったクランベリーが、刃先にあたってザクッと言う。彼女のスコーンに対する愛情は尽きることがない。今日もそごうでスコーン見て、研究のために買い込んでいた。


チーズケーキは奇跡的に割れなかった。時々カウンターに来た常連さんに、「また割れるんちゃうか」みたいな皮肉を言われた時は、ほんまに割れる。疑ったらあかんのですよ。信じてやらな、伸びるもんも伸びんとです。人と、同じとですよ。ん?なんか、おかしいな。

2017年1月25日

アボカドのらへん


今日のランチのサラダはこんな感じにしようと思って、アボカドものせようと思っていたら、「やめときなさい、もうのらないでしょう。」と後ろから、いや、天から、声がしました。

2017年1月24日

ワイルドだろぅ?


チーズケーキを仕込みました。まん丸に焼けたチーズケーキ、手でつかんで、ホールで丸ごと食べてみようかな。ワイルドだろぅ?

冬らしい朝


おはようございます。
寒いですね。雪が屋根に積もったりしてますが、冬の空気はキリッとして嫌いじゃないです。みなさんはどうですか。



本日もランチ、軽食、甘味など、珈琲紅茶とともにやっております。ぜひ憩いにいらしてください。


店内、あたためてお待ちしております。

2017年1月22日

22(日)、営業!


おはようございます。雨がパラパラしています。
本日22日の日曜は、営業しております。憩いの時には、ぜひお越しください。懐かしの喫茶メニューをご用意して、首を長〜くして、お待ちしております。

店主の優しさが…


「店主の優しさがにじみでている」とチーズケーキのうたい文句が書かれた張り紙メニューがあるんだが、「それ、店主が自分で書いたと皆んな思っとるみたい。」と看板娘が笑っている。ははは。自分で、ね。自分の優しさがにじみでている、ってね。ははは。って、おもろないわ。

店主の徒然日記

変わらないね、って言われた。相変わらずやね、って。それは褒め言葉じゃなく聞こえた。「変わらない」んじゃなくて「変われない」としてしまえば、誰かのせいにして先送りにできた。でも、その問題は奥底でじっとその時を待っているだけの話で、青虫が蝶になるまでを必死で観察してた時期が、店を始める前にあったことを思い出した。あの時は、その蛹から孵化しようとする青虫を、たぶん命懸けで守れてしまうほど、それが自分だったんだと思う。単純な生き物なんだ。隠せるほど、広い器は持ってないんだから、落ち込んでる場合じゃない。まっすぐやればいいのかもしれない。

姪っ子が、うちのドライカレーを食べて、「めちゃ美味しかった、全部一人で食べてもた」、ってさらっと言ったんやけど、魔法の言葉やった。それまで、朝の支度と予定外の出来事や心配事で混乱してた心を、スッと中央に引き戻してくれた。ありがとう、一花。

僕らが提案した3階のレンタルスペースは、何度見ても隠れ家のようで、正直こんな辺鄙な処を利用してくれる人がいるのか、期待の心配とが半分半分やったけど、今日も明日も利用してくれる方々がいて、当たり前のように階段を登っていく彼らの姿を見ていると、感謝の気持ちが溢れてくる。もうサンドイッチとかデザートとかいっぱい作って持っていったろうかと思うほど、使ってくれてありがとう、って思える。三階も、常に喫茶と共に在る。僕らと共に在るものやから。時に励みにも、時に重たくも、なり得るものやから。

にしても今日は、反省しなきゃならない。今やることが明日の自分を作るなら、もう一度省みよう。面倒臭い人間だ。友だちになりたくない。



2017年1月21日

まだまだ

時に、新しいことも大事だ。見つかるものがあるし、出会うものがある。


凝り固まったものは、自分でしかどうにかできない。より固めるも、解き放つも。


「形あるものはみな崩れるんや。形のないものだけは残るんや。気持ちとか。」って、今日お客さんが言うとった。


崩れるからこそ形にこだわって、儚いからこそ美しくありたい。
ブレのない心意気みたいなものを、一本貫けたら、それがどうであれ、素晴らしいな。


僕らはまだまだだ。でも、その「まだまだ」が、嬉しいよな。

2017年1月19日

グリーンゼブラ


今日はサラダにグリーンゼブラとゆうトマト、入れます。


オクラは茹でると緑がきれいだ。

2017年1月18日

朝の珈琲


これは朝の1杯目の珈琲なんですが、店を開けて一人目のお客さんのオーダーを作る時は、かなり緊張します。何日たっても変わりません。もし手足が動かなくなってたらとか、救いようのないくらい味音痴になってたらとか、このお客さんがこの建物に宿る神様だったらどうしようとか、冷静に考えれば馬鹿ちゃうかと思うくらいの妙な不安に襲われたりしてます。だから毎日、最初のお客さんにはひとしお感謝してしまいます。バラバラに動きそうな体の一部一部が、おかげでやっとひとつに繋がるからです。
ありがとうございます。とか、お待たせしました。とか、声を出すことも大事なことだと思います。声に出して、外に伝えるだけじゃなく、自分に対して、内にも伝え、確認しているんだと思います。
教えてもらってもそれが身につかないのは、それによって失敗したり困ったり辛かったりしたことがなかったからやと知りました。困ったり悩んだりして始めて、それを超えたいと考えるんだと思います。だから、付かず離れず手を出さず、見守る人が周りにいてくれると幸せなことだと思います。

おはようございます。


今日はフィルターをかえたばかりなので、一際澄んだ珈琲が飲んでもらえる日です。
ぜひ飲みに来てやってください!


2017年1月17日

おはようございます。


おはようございます。
朝から砂糖をさらさらにしています。砂糖が雪に見える。

こんな寒いと、お客さんは来ないだろう。外出るの、自分も嫌やからわかる。それでも来てくれるお客さんが一人でもいるなら、美味しい珈琲とか紅茶のんで、体を温めて帰ってほしいと思うから、とりあえずコンソメスープを作りました。そして、店内を温めておきます。
今日も1日、よろしくお願いします。

2017年1月15日

15(日)、お休み


本日15日の日曜日はお休みをいただきます。
昨晩、店を閉めて帰っていると、大雪でした。まるで、ちょうどその日のホワイトチョコの仕込みのように、真っ白な世界でした。大雪の中は、怖いし、美しい。その両極に震えました。

次の営業は月曜定休をはさんで、17日の火曜です。少し寒気が和らいでいるといいのですが、まだまだ冬はこれからのようですね。みなさんも、お体、ご自愛ください。

2017年1月14日

寒さ、極まる。

まだ2月に入ってないのに、こんなに寒かっただろうか。日本もこれだけの寒暖差に見舞われるなら、珈琲豆栽培に適してきそうだ。


毎日看板娘は笑ってくれる。すごい人だな、とそばにいながら思う。動くことを嫌がらない。手間を嫌がらない。店が、「いつも通り」で在るために、彼女は冷静に、平等に、笑いかけとる。
つい昨日、また僕が爺ちゃんと大げんかした。僕は爺ちゃんが言うような、80歳までの収支計画を立てて実行するような、そんな出来た人間にはなれないし、なりたくない。じめじめお金の話ばかりする彼に、電話口で怒りが沸騰して電話を切って、爺ちゃんが差し入れてくれた寿司を撒き散らしてやった。しまった、と思った時には襖にシャリがついとった。あー、「やってもた。晩飯無くなってもた。ごめん。粗末にしてごめん。」って看板娘に言ったら、
「マグロ、背中に乗ってるで。」
って。奇跡的に背中にマグロ乗ってたんやけど、それを二人で笑えることに、なんか救われた。看板娘はそれが食べれるかどうかを考えてたらしい。


僕は、毎日笑えたらな、と思うけど、そうもいかない時があって。やっぱりこの仕事がほんまに好きやから。矛盾がすごいから。


ナポリタンとかタマゴサンドとか注文が入って、こうしたらもっと味が深くなるんちゃうか、とか考えると、また作りたくなる。珈琲いれとるときが一番落ち着く。挽き目をもう少し細かくした方が美味しいかも、とか思うとやらずにいれん。
この仕事をバカにされると腹がたつけど、この仕事、素敵な仕事やで。爺ちゃん。

2017年1月13日

店主の徒然日記


現実から見捨てられたっていいや、って思えた。このままいこう。このまま行けるとこまで、愚かでもいいから、信じていこうって。そのものに出会えたんやから。そのことが宝やから。


甘いんや。昔から。真心とか掌とか言って。見えもしないことを拠り所にして。音楽や絵ばかりやって。


そう簡単に子どもの頃から育ててきた自分は変わらない。正しいとか間違っとるとかじゃなく、自分がそれを守らなければそのときどきを生きれなかったんだろうと思う。


歪んどるな、こじれとるな、誰より自分がそうやと思うから、誰かのそれを愛おしくも思う。

2017年1月12日

店内、きれい。


おはようございます。
いつも店内がきれいなのは、看板娘のおかげなのです。毎日、変わらず、続けることこそ、難しいと感じます。
いつもありがとう。

生チョコの仕込み


仕込んだばかりの生チョコは、美味しいですよ。香りがいいし、口溶けも良い。



珈琲、紅茶のおともに、ぜひ食べてやってください。

2017年1月11日

ニュースzero


看板娘「今日クランベリースコーン全部出たら、クランベリー、ゼロになる。」

店主「…。」

看板娘「ゼ〜ロ〜♪」

店主「仕込んでー!」

2017年1月10日

今日

毎朝、毎晩、神棚に手を合わせて、店を始め、店を終える。それだけはどんな日も続けてきた。


今日もなんとか昼のラッシュをこえることができた。自分たちに起こる勇気は、重ねてきた日々による。


今日も1日、ありがとうございます。

ランチのサラダ


昨日本読んどったら、やっぱり野菜は大事みたいで、野菜、しっかり摂ってください。今日のランチのミニサラダはこんな感じです。

おはようございます。


おはようございます。
本日もランチ営業いたします。
寒いですが、よろしくお願いします!

2017年1月8日

なぜそこに



なぜそこに。
わざわざ怪我した足の親指のみめがけて、サランラップが落ちる。痛いやん。なぜわざわざそこに落ちる。神のみぞ知る。

ナイスコンビ


プレーンのスコーンとチーズケーキ。二人で来店されるお客さんたちがよく頼んでくださるのが、この組み合わせ。頼んでくださる分だけ、美味しくなっていっとると思います。たぶん。

本日8日(日)、営業しています。

おはようございます。雨ですね。寒いですね。


どんな時も、どんなことになろうと、感謝の気持ちをもって足下のことをやってゆくことしかできません。


バランスを崩しながら、それを整えながら、たまにある絶好調の時に鼻を高くしたり、次の瞬間にはそれをへし折られたり。


なんの約束もできる人間ではないですが、今ここに起こることに泣いて笑って次の瞬間を選んでゆくしかできないですが、今年もよろしくお願いします。いや、今日も1日よろしくお願いします。