2017年1月31日
夕陽に向かって走れ
マーガレットとチューリップ
2017年1月30日
閉店のお知らせ
もうこれで最後になるかもしれない。もう来店してもらえる最後の機会かもしれない。常連さんに支えてもらってきた店やから、皆に会うたび何度もそう思うようになった。思いたくないけど。だからもうそろそろ伝えなきゃならない。誰にもまともに言えてないですが、このブログで初めて伝えます。
この店は次の3月1日で3年になりますが、その記念営業日をもって、閉店します。3月1日が最後の営業日になります。閉店し、再出発を目指して、お金をためたり、経験を重ねたいと思います。
応援してくれている常連さんたち、3階を利用してくへてるお客さんたち、この場所で踏ん張れなくてごめんなさい。もうここの家賃が払えないです。この仕事を、この場所で立たせることができなかった。店主である私の力不足です。
やり方を変えれば、この場所でも続けられるのかもしれない。でも、やり方を変えれば今のお客さんたちには出逢えなかった。僕らでなくてもできる喫茶店をしたって、意味がないのだと思います。真心だけは、ここに宿り続けていたと思います。断腸の思いですが、今決めなければ次へとむかえないと思い、決断しました。
僕らにとって、喫茶店をすることは、まだまだ目標です。これだけのお客さんと出会うことができた経験は、何にも代えられない宝ものになりました。また必ず、「珈琲処ばうむ」をやります。
3月1日の最終営業日まで、真心こめて今まで通り元気にやり続けますので、どうか変わらず、顔を見せてやってください。それが僕らの元気の源です。
未熟だったお店が、皆さんのおかげで、憩える店にきっとなれてきとるんだと思います。感謝の気持ちをこめて、あと1カ月ほどですが、どうか、よろしくお願いします。
2017年1月28日
店主の徒然日記
朝、頭がぼーっとしていた。決断しなければならないことについて、考え過ぎていた。考え過ぎていたとしても、窮地に立たされて初めて覚悟ができるような人間だから、仕方ない。
それでも店をやる手は、勝手に動いた。仕込みが勝手に進んでいく。ふと「誰が仕込んだんだろう」と思ってしまえるまでに、体が朝の店の準備や仕込みを覚えている。
夜の片付けも。どんだけ喧嘩して心が凍りそうになっても、どんだけ落ち込んで泣きそうでも、手は片付けることを覚えていて勝手に動く。食材をまとめ、豆をととのえ、シンクを磨き、コンロを磨き、グリストラップを掃除する。それは正確に。動き出したら止まらないから、なんだかまた悲しくもなる。
僕は人間だけど動物のようで、理不尽なことがあるとそれをなんとかやり過ごしていこうとするけど、鵜呑みにできるほど動物でもない。わけがわからないところでいきり立ったりして、辺りをより暗く青くしてゆくのだけれど、その憤りの理由がわかるのはずっと先のことだったりもする。迷惑をかけているのはわかるんだけど、それもこれもあれもどれも一緒に運べるほど器用ではない。
時々僕より魂が先にいっているときがある。この店は僕らの分身のようなもので、ずっとずっと心に宿っていたものだった。