梅雨にやること

やろうと思ってた一つのことが頭にあって、それははじめ宙に浮いている。ぼんやり浮かんでいるそれに集中して心をよせれば、現実という地に根ざして行くように下降して具体化されてゆく。それは自分とゆうフィルターを通って、現実とぶつかり苦しみながら形になってゆく。

たいそうなことのように語ってみたが、何もないところから何かを生み出す作業をきっと誰しもがやっている。それは彼らの分身のようで、自分を立たせる作業でもあって、沈黙の間柄でも人のそういったものを発見し、味わうことに自分も重なり、喜びを感じる。