こんなことゆうと、年中皿洗いさせられそうやからあんまり言ったことないけど、皿洗いが結構好きだ。山積みになったシンクの中のお皿を見て、嗚〜呼、とガッカリする傍らで、「へっへっへ、何から洗ってやろうか。」みたいな気持ちの自分もいる。洗い終わった後、何も無くなったシンクを見て、達成感と喜びに浸る。その後のコーヒーがまた美味しい。
こんなことゆうと、年中アイロンさせられそうやからあまり言いたくないけど、結構アイロンが好きだ。ハンガーかけたままアイロンできるやつを、あえて正座してアイロン台で使ってみる。シワが伸びるのが気持ちいい。白いパキッとしたシャツが、気持ちいい。どこまでいってもシワが伸びそうで伸びないのが、何度やっても完璧にならないのが、いい。
こんなことゆうと、年中珈琲淹れさせられそうやから言うけど、珈琲淹れるの好きだ。一杯を、大切に淹れられる自分でありたい。豆がお湯に浸かって膨らむと、香りがたつ。その香りを嗅ぐのがほんと好きだ。苦味や酸味を飲み干す、人の淀みや歪みのようなものが、なんか好きだ。それがあるから、外では清くも在れる。なんかわからないけど、珈琲を飲む人が、人間らしくて好きだな。