2016年11月30日

こんなこと、あんなこと


こんなことゆうと、年中皿洗いさせられそうやからあんまり言ったことないけど、皿洗いが結構好きだ。山積みになったシンクの中のお皿を見て、嗚〜呼、とガッカリする傍らで、「へっへっへ、何から洗ってやろうか。」みたいな気持ちの自分もいる。洗い終わった後、何も無くなったシンクを見て、達成感と喜びに浸る。その後のコーヒーがまた美味しい。

こんなことゆうと、年中アイロンさせられそうやからあまり言いたくないけど、結構アイロンが好きだ。ハンガーかけたままアイロンできるやつを、あえて正座してアイロン台で使ってみる。シワが伸びるのが気持ちいい。白いパキッとしたシャツが、気持ちいい。どこまでいってもシワが伸びそうで伸びないのが、何度やっても完璧にならないのが、いい。

こんなことゆうと、年中珈琲淹れさせられそうやから言うけど、珈琲淹れるの好きだ。一杯を、大切に淹れられる自分でありたい。豆がお湯に浸かって膨らむと、香りがたつ。その香りを嗅ぐのがほんと好きだ。苦味や酸味を飲み干す、人の淀みや歪みのようなものが、なんか好きだ。それがあるから、外では清くも在れる。なんかわからないけど、珈琲を飲む人が、人間らしくて好きだな。

店主の徒然日記


今日のばうむは賑わっていた。くしゃみをすれば、三階にまで響きわたりそうな静かな日もあるのに。周りの鳥も飛び立つほど響くのに。でも今日は、猫の手も借りたいほどの日だった。たまに元気玉が集まるみたいに、集中して忙しくなる時がある。たった2時間、その間に激しく混み合う。忙しくなり方すらも不器用な店だな。

ふと手を休めた時、オープンしたての真新しい厨房から、客席をみていた時の感覚が蘇った。今日みたいな賑わいを幾度祈っただろう。お客さんが来ない日も、何度も何度もこの賑わいんイメージし続けていた。そんなことを考えてにやけている折に、カウンターのお客さんに「このナポリタンは細うどんだ。」みたいなことを言われて、「うどんじゃ、ないですよ。」苦笑う。いろんなお客さんがいていい。でもこのナポリタンはうどんじゃないです。


明日はどんな1日になるだろう。明日はどんな自分に出会うんだろう。

2016年11月26日

27(日)、休み。


明日27日の日曜日は、喫茶はお休みをいただきます。三階のレンタルスペースは営業しています。
次の喫茶の営業日は月曜定休をはさんで、29日の火曜日の朝11時からです。


今日は生チョコ、ミニチーズケーキ、ホールチーズケーキと、張り切って仕込んだので体がクタクタです。お客さんの顔見ると、元気でます。ありがとうございます。

26日(土)、営業。


おはようございます。
本日26日の土曜は営業しております。
明日27日は三階レンタルスペースのみ運営しています。喫茶はお休みをいただきます。

本日、憩いの時間には、ぜひ当店にいらしてください。一杯挽き一杯抽出、香り高い珈琲や紅茶で、ほっと一息ついてもらえたらと願っています。
懐かしの喫茶メニューを準備して、お待ちしております。

無題


覚悟はしてたけど、なかなかつらいもんだ。それでも人は生きていかなきゃならない。自分は向き合えるんだろうか。


2016年11月24日

まかない療法


まかないを作る。自信が無くなったものを、いつも作る。今日は焼うどん。自分で食べても、たいして自信など回復しない。
しばらく経って、それを「冷めても美味しいわ」と、さりげなく呟く看板娘に、どれだけ救われとるか知れん。
すんませんいつも。
ありがとう。

生チョコを仕込む

 
だめだ。今日はだめだった。
店を閉めても、反省が積もって、大事なことも見えなくなった。次回同じことが起こったらどうしよう。同じことを繰り返さないように、考えなあかん。


安心してゆっくりできる場にできなくて、ごめんなさい。せっかくの限られたお昼休憩やのに。さっきまで、できないことを嘆いてばかりいましたが、何ができるか考えます。いつも来てくれてありがとうございます。

2016年11月23日

お爺ちゃん?


階段降りてきて、お支払いのときのこと。

お客さん「え!もっとお爺ちゃんが作っとると思っとった!!」

店主「ははは。え。はは。え?」

どういう意味ですか。作っとるもんから、お爺ちゃんの香りでもしますか。

変わってる


お客さん「私ね、変わってるって言われる。カレーライスは大好きやのに、カレーうどんとか、カレーそばはダメ。」

看板娘「へぇ〜、そうなんですね。」←きゅうり食べれないのに、ピクルスいける人

店主「えぇ。それは変わってますねぇ。」←味噌汁大好きやのに、味噌苦手な人

こんないい加減な店、知りませんよ。

爺ちゃん


言葉が出なくなってきた。
爺ちゃんに、どないや。と聞かれて、何も言えない。あのときもらったメモは、悔しくて捨てようかと思ったけど、あまりに悔しいから財布に入れた。悔しくて何度も読み返した。折れそうな心も、奮い立つほど悔しくて。
あなたはいつも正しい。強引でまっすぐ正しい。そうかもしれん。でも、僕らだって自分の足で見つけたいんや。間違えたとしても。これが正しいと、胸を張って言えることを、見つけたいんやよ。
それを周りで見守ることほど、気疲れすることはないだろうし、ごめん。感謝しとります。

2016年11月22日

面倒な話


ドライカレーは、経験的にパサパサしとるもんやけど、うちのドライカレーはしっとりしとる。やから、これはウェットカレーや。でも、ウェットカレーとなると、普通のカレーと同じやないか。やから、「ちょっとドライなカレー」でどうだろう。

え。面倒。ですよね。

ばうむブレンド


ブレンドの豆を好んで、買ってくれるお客さんがいる。小さい店やから、そんなにたくさん分けれないけど、必要あれば言ってみてください。ばうむブレンドは他では売ってません。手の遅い店主が、朝の仕込みで豆を選り分け、ブレンドしています。


いつもありがとうございます。

2016年11月20日

20(日)、営業!


おはようございます。
神戸マラソンですね。本日も営業しております。ぜひぜひ、お越しください。

2016年11月19日

今日のスコーン


最後のレジ合わせで、大変苦労している看板娘。お金の計算ってほんま大変やろな。もう、彼女の一日がめい一杯なのがわかる。
常連さんが頭痛を心配して来てくれる。それだけで元気な笑顔になるから、常連さんの力はすごい。僕が、「パイナッポーアッポーペ〜ン。」って言ってもそないに笑わんとですよ。

グラタン、昨日のブログにお客さんが容赦なく頼んでくれる。って書いたけど、今日の方がさらに容赦なかった。上に上にかぶせていく凄み。お客さんたちにはかないません。大変やけど、やっぱり嬉しいもんです。

スコーンのこと。看板娘が最近、週末になると「週明けの分までは生地あるわ。」って言う。これは、「週明けははちゃめちゃに仕込みます。」って読むんです。本気と書いてマジと読む、みたいに。土日はスコーンがよく出る。それが幸せやなぁ〜。でも仕込みは大変やなぁ〜。そんな感じで、複雑な表情になっとる。
生きとるなぁ。

目カメラ


目に焼き付けたいと思った。
可愛らしい3バカトリオ。
最近涙もろくなったもんだ。
彼らが食べているのは、父が送ってきてくれたみかん。甘い。うまい。ここは休憩所かっちゅうねん。
ありがとういつも。折に触れて来てくれる。感謝しとるよ。


シーサーも笑っとるね。

2016年11月18日

もう歳だな


今日のランチ。
よく、「お得ですよね。」って言ってもらえるけど、さすがに「そりゃそうですよね〜。綱渡りですもんははは。」とは答えない。人間的にダメな気がして。「そうですか?ありがとうございます。」ってシラーッと見栄張って言うてみて、そのシラーッが、やっぱりうまく言えないから、結果、何も言えず、にっこりすることにした。

どの店も飲食店は厳しい時代やと聞く。そうやろうな。厳しいよな。やから必死でやる。もっと手抜いてできる方法があるやろ?って言われるけど、僕らは必死でやることを選んどる。でも、それは悪いことだけじゃない。その必死に水面下で水掻きしとるから、優雅な顔がしてられる。白鳥みたいに。安らぐ、清い空間になったりする。

やったらダメなこととか、一般的ではないこととか、そんなことを頭ごなしに教えられても、心からわからない限りはいつかやってしまうんじゃないか。傷ついたり、後悔したりするけど、それこそが自分の生きる道を選択するとゆうことなんじゃないか。
なんだこの話は。なんでこんな話になったんだ。

こころもとないだろ


だーれーでーすーかー。
こんなキッチンペーパーの使い方する人は。
キッチンペーパーの気持ちになってみてください。どれだけ心もとないか。

あほだ


うちのお客さんたちは、容赦なくグラタンを食べてくれる。3度目の冬やけど、冬には特に容赦ない。やから2日連続で仕込むことになる。さすがやな。うちのお客さんは一筋縄ではいかない人ばかり。予想では。


グラタンが好きなことについては、そこら辺には負けない店主だが、毎回グラタン食べるお客さんもいて、それを見とるとひょっとして気持ち負けてんちゃうか、と不安になる。負けへん。食べよう。そうやって賄いで自分も食べてるから、余計になくなっとることに今日気づいた。
あほだ。

2016年11月17日

ウデノチカラガトボシイ


特定の常連さんにしかあまり知られてないはずの、お店泣かせの赤字メニューがよく出とる。なぜだ。ところで、これはなんて手間がかかるメニューなんだ。誰だこんなメニュー考えたのは。ははは、ワタシダ。ははは。店主の大部分は矛盾でできててます。風船を膨らませたそばから、割っているような。でも、そんなメニューも、頼まれると嬉しいのも正直なところ。


今日のランチは完売した。いや、昨日の反省を引きずっての今日やったから、完売を超えて挑戦した。なんとか今日が終わってよかった。
看板娘が、ランチのラッシュが終わって、何がぼそぼそ言っていた。
「ウデノチカラガトボシイ。」
ん、英語か?珍しいな。と思いきや、耳をすますと、ただ棒読みなだけで、
「腕の力が乏しい。」
と言っていた。
お盆にたくさん食器を乗せて、その支えている手でサイフォンフラスコをぶら下げて。階段を高速で昇り降り。それはそれは重いだろう。今日は帰りに飴ちゃんでも買ってあげよう。

看板娘のスコーン仕込み


今日も仕込みに励んだ看板娘。スコーンは持ち帰りが増えている気がします。多く持ち帰りたい場合は、あらかじめ連絡もらえると助かります。

オープン以来、雨の日も風の日も彼女がずっと作り続けてきたスコーンは、それは美味しく優しいものです。朝食にはこの優しい甘さと、腹持ちの良さがもってこいです。

フレンチトースト


フレンチトーストは、受注後、パンを切ってアパレイユに浸します。その方が美味しいと思うからです。少しお時間をいただくことになりますが、新鮮な素材で丁寧に作らせてもらいます。


外はサクッと、中はとろりとしています。アパレイユには一切砂糖を使ってませんので、粉糖やアイス、メイプルやシナモンシュガーなどをからめて、お好みの甘さでお召し上がりください。美味しいパンそのものの良さを引き出したフレンチトーストです。

2016年11月16日

10品目の野菜


今日はランチの野菜、10品目にチャレンジ。野菜高い。けど、農家だって今は大変だろう。色々周りにも助けてもらって、僕らだって頑張ります。


斉田さん、今日は10品目いったよー。ところで、感謝が尽きません。どうしたらいいですか。

2016年11月15日

魔法使い


こんな風にあやしい風のある夜、閉店後の店内で珈琲ジェリーを仕込んでいると、今にも扉が開いて、どこかの魔法使いが入って来そうだ。
魔法使いは僕が淹れた一杯の珈琲を飲み干し、「美味しい珈琲のお礼に」と言って魔法をかけた。その月から、この店の家賃がただになったのであった。

ははは。ばかもの。

おはよございます。


おはようございます。
本日、ランチもやっています。
スコーンも焼きたてです。
お待ちしております。
いつもありがとうございます。


2016年11月13日

店主の徒然日記


目を瞑るとふと思い出す人がいる。まめに連絡できんのは胸を張れる自分じゃないから。胸を張れる自分になれることなんてあるかどうかわからんのが、困ったことやけど。
元気?と聞かれて、「元気だよ」とうまく答えられない。元気?と聞いて、元気がなくても「元気だよ」と答えてくれるのもわかっとる。


そんなことを思っていると芋が届いた。力を失いかけた目に、懐かしい字がうつる。
甘い安納芋。洗うとうすピンク色の肌が見えてくる。独特の色合い、特有の甘味。


ぼこぼこした肌を洗い、あたため、ふかす。今日から一つずつ。ありがたい。この時間がありがたい。心が動くから。今まで起こったいろんなこと、これから起こるだろういろんなことを思う。どうか体だけは気をつけていてほしい。

傷を負って、背負うもの背負って、強く優しく美しくなれるなら、それも悪くないんじゃないか。不器用だし、決して無難ではないけれど、一筋ピンっと芯の通ったあなたの生き方が、どれだけ僕をあたためてくれているかわからないから。
細かいことはいい。疲れてたらざっくりとでもいい。自分の芯は、どう在れるだろうか。
安納芋は、甘かった。体に染み入る甘さだった。

13(日)、休み。


いつもありがとうございます。
本日、13日の日曜日はお休みをいただきます。次の営業は月曜定休をはさんで、15日の火曜日の朝11時からです。

2016年11月12日

仏手柑。


驚いた。仏手柑。皆さんは知っとるんですか。太田さんが持ってきてくれて、今や店のアイドル。見たことない人の方が多いみたいで、なんやこれは?とゆう具合で。看板娘は「仏さんの手ってこんなんなん」とショックを受けているようですよ。

12(土)、営業。


本日12日の土曜は営業しております。
明日13日の日曜は、お休みをいただきますので、本日憩いの時間にはぜひお越しください。


焼きたてのスコーン、あたたかい飲み物など、懐かしの喫茶メニューをご用意してお待ちしております。

2016年11月11日

レモンのタルト


父が瀬戸内レモンを送ってきてくれたので、それでレモンのタルトを作った。やっぱり生のレモンを絞ってできるレモン汁は、酸味と香りがいいな。ルネッサーンス。嫌な味がしない。レモンは手でしぼるのは意外と大変だ。フォークでぐさぐさと切れ込みをいれておくと汁がでやすかった。
タルトがしっかりしすぎたかな。それに負けないレモンの酸味と甘味があるけど。看板娘が気に入ってくれたからよかった。彼女の食欲がこれで戻るといいのにな。


父さん、いつもありがとう。早くこのタルト、食べに来ないと無くなりますよ。

2016年11月10日

今日のランチ


今日のランチ。


りんごが美味しいです。

爺ちゃんと帽子。


静かな閉店前の店内に、勢いよく入ってくるお客さんがいると思ったら、我が家の爺ちゃんやった。
「あんなぁ、帽子買うたんや、どや、似合うか?」
あんな爺ちゃん。今かぶっとるのとあんまり変わらへんがな。似合っとるよ。

案の定、珈琲飲まず、帰っていきました。でも、どっかへ出かけたときはいつも弁当を買ってきてくれる。心配かけてすんません。


2016年11月9日

見抜かれたー


「そんなやり方しとったら、家帰っても泥のように寝とるんやろ。若い内はできるかもしらんけど、歳いったら病気なるで。」
ドキッとした。見抜かれたー。

2016年11月8日

やっぱり母親

ここ2,3日、原因不明の頭痛で滅入っている看板娘。肩凝りや気候や色んな要因があるんやろうけど、何もしてやれない。
やっぱりそんなときに母親なんやな、って思う。「お母さんに電話しよ」って電話して。日ごろは強がって甘えるのが下手な彼女なのに、僕から見れば精一杯甘えてるように見えて。お母さんは魔法の言葉で彼女を安心させて。
いつでも母親は待ってる。謝りたい時も、甘えたい時も。自分がしんどい時だって、子供のことを受け入れる。そして、魔法の言葉を使って僕らを安心させてくれる。

まだ頭痛があるけれど、電話の後はすっかり気持ちが明るくなった看板娘。


両親たちに、いつかランチ、食べてもらいたい。